東京から山中城へ日帰り|興国寺城・沼津港・箱根関所を巡る実際のルート

この旅について
- ルート東京 → 三島 → 興国寺城 → 沼津港 → 三島 → 山中城 → 箱根関所 → 箱根湯本 → 新宿
- 交通手段新幹線+レンタカー+路線バス+ロマンスカー
- 旅行タイプ日帰り
- 主な目的山中城の障子堀沼津のポケふた
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東海道新幹線 ひかり号に乗車
駅前でレンタカーを借りる
城跡を散策(約30分)
ポケふた撮影とびゅうお見学
金目鯛と生しらすの定食で昼食
レンタカー返却
元箱根港行きバス乗車
障子堀や岱崎出丸を見学(約1時間)
再びバスに乗り箱根方面へ
箱根関所と資料館を見学(約40分)
箱根湯本行き特急バスに乗車
駅周辺を少し散策、お土産購入
ロマンスカーに乗車
到着
「山中城の障子堀が見たい」「沼津のポケふたにも寄りたい」
そんな思いから、今回は東京から出発して静岡県の興国寺城、沼津港、そして日本100名城の山中城を巡り、そのまま箱根関所を抜けて帰ってくる一筆書きの日帰りルートを組んでみました。実際に歩いて分かった所要時間や、現地での失敗談も含めて記録します。
東京から新幹線で三島へ
旅行の際、私は「できるだけ往路と復路を同じルートにせず、行き帰りで違う交通手段や景色を楽しみたい」と考えています。
そこで今回は、行きは東京駅から東海道新幹線で三島駅へ向かい、帰りは箱根湯本から小田急ロマンスカーで新宿へ戻るというルートを組みました。
日帰り旅行ということもあり、朝は料金よりも時間効率を優先して新幹線を選択しています。
なぜ三島駅でレンタカーを借りたのか
三島駅に到着後、まずはレンタカーを借りました。
当初は「電車で沼津駅まで行き、そこでレンタカーを借りる」ことも検討しましたが、以下の理由から三島駅でのレンタルを選びました。
- 三島駅での在来線乗り換えに時間がかかる
- 三島駅から沼津方面へ車で移動しても、電車+徒歩と時間差が数分程度しかない
- 午後は三島駅南口から山中城・箱根方面への路線バスに乗るため、戻ってくる必要がある
結果的に「三島駅で借りて、沼津を巡ったあとに三島駅へ戻って返却」というルートは非常にスムーズでした。
続日本100名城・興国寺城へ
続日本100名城興国寺城
No.143- 所在地
- 静岡県沼津市根古屋
三島駅から車を走らせること約30分、まずは続日本100名城の興国寺城へ到着しました。
同じエリアにあるため、この機会に合わせて訪問しました。興国寺城は駿河と伊豆の境に近く、戦国時代には今川・北条・武田などの勢力がせめぎ合った重要な地域に位置しています。
滞在時間は約30分ほどでした。
静かな木立に囲まれた興国寺城跡。
西の丸からの駿河湾
城内で最も印象に残ったのが、西の丸からの眺めです。 市街地の先に駿河湾と伊豆半島方面を一望することができ、単なる景色の良さだけでなく、この城が周囲を監視するのにどれほど適した立地であったかを実感できました。
西の丸からは市街地と駿河湾を見渡すことができる。
本丸からの急な崖と大空堀
また、本丸から見下ろす急な高低差にも驚かされました。平面の縄張り図を見ているだけでは分からない険しい地形を、自分の足で実感できるのが実際の城歩きの醍醐味です。
木々に覆われた深い大空堀。
木々の中に残る深い空堀は、この後に訪れる山中城の「整備された障子堀」とはまた違った、野趣あふれる迫力がありました。
沼津港へ
興国寺城をあとにし、レンタカーで沼津港へ向かいます。
事前に調べておいた無料駐車場を利用する予定でしたが、到着した時には「ほぼ満車」の状態でした。「無料駐車場がある=確実に停められる」わけではないため、混雑する時間帯や休日は、周辺の有料駐車場も初めから候補に入れておいた方が良さそうです。
なんとか駐車を済ませ、港周辺を徒歩で散策します。
沼津のポケふた
今回の旅の主目的の一つである、沼津の「ポケふた」を訪問しました。駐車場から公園を抜けた先、「びゅうお」の入り口前に設置されています。
びゅうおの足元にある沼津のポケふた。
ここでポケふたの写真を撮影し、スタンプラリーとPokémon GOのギフト回収を済ませました。
びゅうお
ポケふたのすぐそばにある沼津港大型展望水門「びゅうお」にも立ち寄りました。
沼津港のシンボルである大型展望水門「びゅうお」。
展望室に上ると、河口から駿河湾方面へと開ける雄大な景色が広がっています。沼津の街と海を360度見渡すことができる素晴らしい眺望でした。
沼津港市場食堂で昼食
お昼は沼津港の市場食堂でいただきました。
注文したのは金目鯛の煮付け定食と生しらすです。生しらすは「この日は当日入荷があったため提供されていた限定メニュー」とのことで、運良く味わうことができました。
海を眺めながらいただく新鮮な海の幸。
一尾丸ごとの金目鯛はボリューム満点。
金目鯛は一尾丸ごと煮付けられており、非常にボリュームがありました。生しらすは爽やかな苦味が印象的で、新鮮な海の幸を堪能できました。
三島駅へ戻って山中城へ
日本100名城山中城
No.40- 所在地
- 静岡県三島市山中新田
美味しい昼食の後は、レンタカーで三島駅へ戻り車を返却します。 ここで実体験としての注意点があります。
利用したレンタカーの店舗は三島駅の「北口」側にあったのですが、これから乗る山中城方面への路線バスの乗り場は「南口」でした。三島駅の北口から南口への移動には、駅を迂回する必要があり約10分かかりました。
レンタカーの返却時刻とバスの出発時刻を詰めすぎると間に合わなくなる可能性があるため、移動時間には余裕を持たせることを強くおすすめします。
バスの遅延
なんとかバスに乗り込みましたが、訪問日は連休だったこともあり、途中の「三島スカイウォーク」周辺で道路が渋滞していました。 結果として、山中城へ向かうバスは予定より約15分遅れました。箱根周辺をバスで移動する場合、時刻表通りに進むことだけを前提に予定を組むのは避けた方が無難です。
日本100名城・山中城
いよいよ今回の旅の最大の目的地、日本100名城の山中城です。
山中城跡の入り口。ここから城内へ入っていく。
山中城は北条氏が築城した、小田原城の西側、箱根を越えて小田原へ向かう東海道を押さえる重要な城でした。
天正18年(1590年)、豊臣秀吉による小田原攻めが始まると、山中城には秀吉の弟・豊臣秀長や甥の秀次らが参加した豊臣方の大軍が押し寄せました。これほど強固な堀と縄張りを持ちながら、圧倒的な兵力差の前にわずか半日で落城してしまったという歴史を持っています。
念願の障子堀
山中城といえば、何と言ってもこの「障子堀」です。
山中城を代表する障子堀。夏は堀の形と緑のコントラストがよく分かる
写真では何度も見たことがありましたが、実際に歩いてみるとその幾何学的な美しさと規模に圧倒されます。 障子堀の景観を楽しむなら、夏の緑との相性が非常に良かったです。青々とした芝生と堀の凹凸がくっきりと浮かび上がり、写真映えも抜群でした。ただし、日差しを遮る場所が少ないため、真夏は暑さ対策が必須です。
夏の緑と堀のコントラストが美しい。
岱崎出丸など城内を一周
障子堀だけでなく、岱崎出丸(たいさきでまる)なども見学しました。 障子堀は上から見下ろすのがメインですが、岱崎出丸などは広い芝生の上を実際に歩くことができ、次々と現れる曲輪と堀の連続を体感できました。地形を巧みに利用した巨大な城郭の広さを、足を通して実感できるのが山中城の面白さです。
広大な芝生が広がる岱崎出丸。
城内をほぼすべて回って、滞在時間は約1時間でした。じっくり見学したい方はもう少し余裕を持っても良いかもしれません。
峠を越えて箱根へ
山中城の見学を終え、再び路線バスに乗って箱根方面へ向かいます。
ここで面白かったのは、バスが山道を走り峠を越えると、周囲の雰囲気が一変したことです。 それまでの「土と緑の山城」の空気から、一気に「箱根の観光地」の賑わいの中へ入っていく感覚があり、場面転換を肌で感じることができました。
箱根関所
バスに揺られて箱根関所に到着。 戦国時代の山中城と、江戸時代の箱根関所。時代は違いますが、同じ日に連続して訪れることで、この地が常に交通の要衝であったことが窺えます。
復元された箱根関所の立派な門。
箱根関所と隣接する資料館を合わせて、約40分見学しました。 復元された建物自体も素晴らしいですが、私が特に印象に残ったのは、内部に配置された人形や小道具です。これらがあるおかげで、当時の役人の仕事や関所での役割が非常に分かりやすく表現されていました。
人形や小道具で、関所での仕事や役割が分かりやすく再現されている。
また、建物の細部を説明する建築技術の解説展示も興味深かったです。特に「ひかりつけ」という、自然の石垣の凹凸に合わせて柱などの木材を精巧に削って密着させる伝統技法を現地で知ることができ、関所復元のこだわりを感じました。
箱根のバスで困ったこと
関所の見学を終え、ここから箱根湯本へ向かおうとした際、今回の旅で最大のトラブルが発生しました。
指定されたバス停で15:05ごろからバスを待っていたのですが、15:10予定の便も、その次の15:40予定の便も、確認することができませんでした。
結局、近くの「箱根町港」バス停へ移動し、そこから始発で出ていた別の特急バスを利用して箱根湯本へ向かうことになりました。
箱根は複数のバス会社や路線が入り乱れており、道路状況による遅延も珍しくありません。 「バス停」「路線」「会社」をしっかり確認すること、そして何より利用するバス会社の公式サイトなどで接近情報・運行状況を確認することを強くおすすめします。
箱根湯本へ
箱根町港から乗った特急バスも、箱根湯本方面への道路渋滞に巻き込まれました。
夕方の箱根湯本駅。
到着が遅れたため、箱根湯本の駅周辺をゆっくり見て回る時間はなくなってしまいました。 駅の改札前には比較的広い土産物売り場がありますが、商品は箱根土産と駅弁・おつまみなどが中心です。 一般的なキオスクのように「軽食や普通のお菓子を幅広く購入できる」ことを期待していると、少し当てが外れるかもしれません。改札内にも小さな売店や自販機はありますが、帰りの特急車内で食べるための軽食をしっかり選びたい場合は、箱根湯本到着に時間的余裕を持たせる必要があります。
ロマンスカーで新宿へ
帰りは箱根湯本駅から小田急ロマンスカーに乗車しました。
乗り換えなしで快適な小田急ロマンスカー。
朝は新幹線で時間を優先しましたが、帰りは「新宿まで乗り換えなしでゆったり座って帰れる」「新幹線で戻るより割安」という理由でロマンスカーを選択。 「行きと帰りで違うルートにする」という当初の目的も達成でき、快適な帰り道となりました。
今回の旅を振り返って
東京から日帰りで、興国寺城、沼津港、山中城、箱根関所と巡った今回の旅。 「山中城の障子堀を見る」「沼津のポケふたを訪問する」という主目的をしっかり達成できたため、十分に満足のいく内容でした。
もし時間に余裕があれば、三嶋大社へ立ち寄ったり、芦ノ湖の海賊船やロープウェイを使った箱根周遊ルートを追加するのも良いと思います。 ただし、今回のような連休はどこも渋滞や混雑が目立ちました。箱根観光までしっかり楽しむのであれば、混雑の少ない時期を選ぶか、一泊二日の行程にするのが無難かもしれません。


